堺市で葬儀・家族葬を行う場合、まず考えたいのは「どこで葬儀を行い、どこの火葬場を使うか」です。堺市には火葬場を併設した公営の堺市立斎場(堺区田出井町)があり、式場も備えています。あわせて、市内・近隣の民営の家族葬ホールも選択肢になります。どちらが合うかは、参列人数、葬儀の形式、安置場所、宿泊の有無、高齢のご親族の移動負担などで変わります。
堺市で葬儀を行うときの主な選択肢は2つです
中心となるのは火葬場と式場を併設した堺市立斎場です。これに加えて、市内・近隣の民営の家族葬ホールを使う方法があります。同じ家族葬でも、会場によって費用・移動・宿泊・安置・控室の使いやすさが変わります。
堺市立斎場を使う葬儀|火葬場併設で式場も完備
火葬場(火葬炉17基)と式場(大式場2室・小式場1室)、待合室、霊安室を備えた公営施設です。火葬と葬儀を同じ場所で行えるため、葬儀後の移動の負担を抑えやすいのが特徴です。ただし堺市民と市外で使用料が大きく異なります。式場の空き状況や予約方法、堺市立斎場用規格葬儀の利用可否は事前にご確認ください。
民営の家族葬ホールを使う葬儀|貸切で過ごしやすい
市内・近隣には家族葬向けの民営ホールもあります(例:斎場メゾン堺上野芝〔堺区南陵町・JR「上野芝駅」徒歩5分・最大30名規模の貸切〕)。貸切で落ち着いて過ごせる一方、火葬場併設でない場合は告別式後に堺市立斎場などへ移動が必要です。特定ホールはおすすめではなく、ご家族の事情に合う選択肢としてご検討ください。
まず確認すべきは「火葬場までの移動」と「安置場所」
会場は雰囲気や費用だけでなく、火葬場までの移動が必要か、亡くなった後どこに安置できるか、をまず確認すると判断しやすくなります。病院や施設から直接搬送が必要な場合は、安置場所の確保が先になります。
堺市立斎場を使う場合に確認したいこと
火葬場併設で、移動の負担を抑えやすい
火葬場と式場が同じ場所にあるため、告別式後の移動が少なく、高齢のご親族や小さなお子さまがいる場合も負担を抑えやすくなります。
市民と市外で料金が大きく異なります
火葬料は市外が市民の5倍、式場使用料は市外が市民の3倍です。「市民」とは亡くなった方の死亡当時の住所が堺市内にある方を指します。市外にお住まいだった場合は費用が大きく変わるため、事前にご確認ください。
費用は抑えやすいが、総額は別で確認が必要です
公営は式場使用料や火葬料を抑えやすい傾向(市民の場合)ですが、総額は会場費だけでは決まりません。葬儀社費用・搬送・安置・祭壇・棺・遺影・飲食・返礼品・宗教者へのお礼などが加わります。同じ条件で総額見積りを比較しましょう。
予約・空き状況を確認しましょう
電話で火葬場・式場を予約し、区役所市民課に死亡届を提出して火葬許可証の交付を受けてから手続きする流れです(葬儀社が代行できる場合があります)。休場日は1月1日と管理上必要な日、申請受付は午前9時〜午後5時15分です。
民営の家族葬ホールを使う場合に確認したいこと
貸切で過ごしやすい反面、火葬場まで移動が必要です
1日1組貸切などで落ち着いて過ごせる一方、火葬場併設でない場合は告別式後に堺市立斎場などへ移動が必要です。火葬場までの距離・移動時間・車の手配・ご親族の負担も確認しましょう。
宿泊・安置・控室・バリアフリーを確認しましょう
宿泊の可否、安置対応、面会できる時間、控室の広さ、食事室、バリアフリー、駐車場台数を確認します。遠方からのご親族や自宅安置が難しい場合は特に重要です。
会場費だけでなく、火葬場までの移動費も含めて比較しましょう
民営は会場費がかかり、火葬場までの移動費(霊柩車・親族車・タクシー・マイクロバス)も発生します。葬儀全体の総額で比較しましょう。
【人数別】堺市で選びやすい葬儀会場
堺市立斎場には小式場(40席)・大式場(70席)があり、家族葬から一般葬まで対応しやすいのが特徴です。
10名以下|直葬・一日葬・小規模家族葬
広い式場よりも、控室で落ち着いて過ごせるか、安置・面会がしやすいか、火葬場までの移動が少ないかを重視すると満足度が高くなります。堺市内では1日1組貸切の小規模ホール(例:斎場メゾン堺上野芝)も選択肢です。
30名程度|家族・親族中心の家族葬
堺市立斎場の小式場(40席)がちょうど合う規模感です。受付・待合の余裕、駐車場の台数を確認しましょう。
50名程度|親族と親しい友人まで呼ぶ葬儀
堺市立斎場の大式場(70席)が選択肢になります。受付・焼香・駐車場・待合スペースの余裕も確認しましょう。
70名以上・一般葬
大式場(70席)でも席が足りない場合があります。立ち見や別室対応、駐車場(斎場内は許可車4台、ほかに東側駐車場)や受付動線を葬儀社と確認します。通夜・告別式で参列の時間を分散する方法もあります。
堺市の葬儀費用は「総額」で考えます
火葬料・式場使用料(堺市立斎場)
堺市立斎場の使用料は次のとおりです(堺市公式・2025/12/21時点。最新は要確認)。市民と市外で大きく異なります。式場使用料は利用時間帯で変わります。待合室は火葬利用時は無料、霊安室は24時間ごと市民2,000円です(市外は3倍)。
| 火葬料(堺市立斎場) | 市民 | 市外 |
|---|---|---|
| 大人(12歳以上) 1体 | 20,000円 | 100,000円 |
| 小人(12歳未満) 1体 | 14,000円 | 70,000円 |
| 死産児 1体 | 6,000円 | 30,000円 |
| 式場使用料(1回) | 市民 | 市外 |
|---|---|---|
| 大式場(70席) | 35,000〜70,000円 | 105,000〜210,000円 |
| 小式場(40席) | 25,000〜50,000円 | 75,000〜150,000円 |
葬儀社費用
祭壇・棺・骨壺・遺影・式進行・人件費・ドライアイス・役所手続き代行などが含まれることがあります。含まれる範囲はプランで異なります。
搬送・安置費用
搬送・安置施設の利用・ドライアイス・面会対応などに費用がかかる場合があります。急ぎの搬送では安置場所の確保が先になることもあります。
飲食・返礼品・宗教者へのお礼
参列人数で大きく変わります。宗教者へのお礼は葬儀費用とは別に考えます。
会場費だけで総額を判断しないことが大切です
見積りでは、含まれるもの・追加費用の条件・搬送距離の上限・安置日数・飲食/返礼品の単価・火葬場までの移動費・宗教者へのお礼の有無を確認しましょう。
堺市で葬儀社を選ぶときの確認ポイント
堺市立斎場に対応できるか
希望する場合は、その斎場での葬儀に対応できるか、予約・手配の流れや堺市立斎場用規格葬儀を理解しているかを確認します。
安置場所をすぐ確保できるか
自宅安置が難しい場合、安置施設を確保できるか、面会できるか、費用はどのくらいかを確認します。
火葬場までの移動を含めて提案してくれるか
親族の車・タクシー・マイクロバス・足の悪い方の移動まで含めて提案してくれる葬儀社が安心です。
見積りの追加費用を説明してくれるか
搬送・安置・ドライアイス・式場使用料・火葬料・飲食/返礼品・宗教者へのお礼・キャンセル時の扱いを事前に確認します。
堺市の火葬場・アクセス・移動の考え方
堺市立斎場へのアクセス
所在地は堺市堺区田出井町4-1。JR阪和線「堺市駅」から徒歩5分、南海バス「阪和堺市駅前」から徒歩5分です。車は北三国ヶ丘交差点を経由。駐車場は斎場内が許可車4台まで、参列者は隣接の東側駐車場を利用します。
JR・南海・車のどれで来るかで会場選びが変わります
堺市はJR・南海・地下鉄・阪堺電車・車の利用が混在します。堺市立斎場はJR「堺市駅」が最寄りのため、JR沿線から来る方が多い場合は便利です。南海沿線や車中心の場合は、駐車場の利用方法や移動手段も確認しておくと安心です。
高齢の親族が多い場合の会場選び
入口までの距離・段差・エレベーター・トイレ・控室・火葬場までの移動を確認します。夏・雨・冬は移動が負担になりやすく、タクシー・送迎・マイクロバスの利用も検討します。
近隣の火葬場を使うケース
空き状況や居住地によっては近隣の火葬場も検討します。市外料金・移動距離・搬送費・集まりやすさを含めて判断します。
堺市の葬儀後の手続き・葬祭費
葬祭費の申請
国民健康保険や後期高齢者医療制度の加入者が亡くなった場合、条件を満たせば葬祭費が支給されることがあります。
死亡後に必要な主な手続き
健康保険・年金・介護保険・世帯主変更・公共料金・銀行口座・相続関係などの手続きが必要です。詳細は関連記事でご案内します。
よくあるご質問



堺市立斎場を使いたい方、民営ホールと比較したい方、どの会場が合うかわからない方は、現在の状況をお伝えください。堺市の斎場・火葬場事情を踏まえて、利用しやすい会場と葬儀社をご案内します。

